樹齢1.400余年といわれるこの桜は彼岸桜の一種で、桜の代表的巨樹として大正11年国の天然記念物の指定を受けています。 過去において、雪害、風害等による杖折れにより、何度も枯死寸前になりましたが、根接ぎや施肥で樹勢を回復し、毎年優美な花を楽しませてくれています。淡墨桜にまつわる二つの伝説が残っています。一つは幼少の頃、根尾の地に住まわれた継体天皇(26代)が、18年間居住された根尾谷をお立ちになるとき、その記念としてお植えになった桜木であるという伝説である。 桜にそえて一首の歌を残されたといわれます。「身の代と遺す桜は薄住よ千代に其の名を栄盛へ止むる」 もう一つは南北朝時代、根尾谷を支配した、根尾殿の祖先の墓標として、植えられたという伝説である。